凡人の読書記録
2013年4月11日木曜日
『生きているだけで、愛。』
『生きているだけで、愛。』
本谷有希子
作家であり、劇団をプロデュースする人でもある本谷さんの作品。
美人だが、鬱病を抱えた寧子は津奈木と交際して3年になる。
お互い対照的な性格なのだが、自我に閉じこもっているという点が共通していると感じた。
自分の理想が崩れるのを恐れ、閉じこもる。
外からこれまで自分になかったものが入ってくると拒絶反応を見せてしまう。
誰かに理解されたいという気持ちがあるものの、素直に言い出すことができない現代の若者と重なった。
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