2013年6月15日土曜日

『ソーシャルメディアマーケティング』

ジムスターン
酒井泰介

近年需要の高まるソーシャルメディアマーケティングの第一人者、ジムスターンの本。

戦略•戦術のたて方、そしてそれらの効果測定について書かれている。

日本でもようやくここ数年で、SNSやブログなどを積極活用したマーケティング戦略が取られるようになった。欧米に比べて4〜5年ほど遅いのではないかと感じさせる。ようやくマスメディアも、ソーシャルメディアが盛り上がっているという特集番組を放送するようになった。
中でも顕著なのは、SNSなどを批判するために、若者を引き合いに出し、これまで我々が築いてきた生活とは違う化け物のようだというメッセージを盛んに発信していることだ。

話が少しずれたが、今後はマスメディアとソーシャルメディアが協同していくべきである。それはニュースに限らず、マーケティング戦略に関してもそうだ。

ソーシャルメディアは、市民に「参加」という大きな要素を与えた。
商品やサービスを買うのは消費者であり、消費者の声をいかに集め、いかにその声に答えていくかが重視される時代において、ソーシャルメディアは今後も大きな役割を担うだろう。

ジムスターンが言うように、ソーシャルメディアで情報を発信すればオッケーというのは違う。その効果測定を行い、次につなげていくことが最も重要である。

現在のほとんどの日本企業は、情報を発信してそれで終わり、というマーケティングが多いように感じる。
これは顧客第一と表面上だけで言っている現れなのでは、と疑ってしまう。


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